草を食べて、どうしてあんなに大きくなれるの【エサの与え方】
エサの種類


粗飼料
肉用牛に与えるエサは、粗飼料と濃厚飼料に大きく分けられます。粗飼料とは、草そのものや草からつくられたエサのことで、生草、サイレージ、乾草に区分できます。生草は牛が放牧時に食べる緑の濃い草で、栄養価が高く、タンパク質やビタミンやミネラルが豊富で、水分含量も80-83%と多く、新鮮です。サイレージは、刈り取り後に適度に乾燥させた生草やあぜ草、野草、牧草などや、カッターやハーベスタなどで黄熟期(黄色く実って収穫に一番よい時期のこと)に切断したトウモロコシをサイロ(サイレージ用の入れ物)に詰めたものです。乳酸発酵(はっこう)により長持ちするため、これを年間給与する通年サイレージ方式にすれば、手間をかけずに繁殖牛を多頭化できます。CP(crude protein:粗タンパク質)含量の高い粗飼料としては、マメ科牧草(ホワイトクローバーなど)のサイレージや乾草が、TDN含量の高い粗飼料としては、トウモロコシサイレージなどがあげられます。
濃厚飼料
濃厚飼料とは、繊維質中心の粗飼料に比べて、デンプンやタンパク質含量が高いエサです。一般的には、トウモロコシ、ぬか類、大豆や大豆粕(かす)、綿実などを混ぜ合わせた混合飼料をつくります。混合飼料はサイレージの約4倍ほど栄養価が高くなっており、CP含量は約14-16%、TDN(total digestible nutrients:粗タンパク質)可消化養分総量)含量は約70-74%です。