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ぼくにも肉用牛、飼えるかな?  

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人畜共通感染症

人畜共通感染症とは

 家畜から人へ、または人から家畜へ伝染する可能性のある病気を、人畜共通感染症といいます。
 日本でみつかっている病原体は、ウイルス、リケッチア、クラミジア細菌、原虫や寄生虫など約100種類近くになり、その約半数が実際に公衆衛生上注意すべきものとされています。たとえば狂犬病、流行性脳炎、炭そ病、結核、ブルセラ病、豚丹毒などがあります。
 また、犬と猫のパスツレラ病や皮膚糸状菌症、小鳥のオウム病など、伴侶(はんりょ)動物とよばれるペット動物との間でも激増しています。

家畜と人の衛生問題

 先進工業国や都市に人口が集中している都会では、人々の生活が農業・畜産・水産の現場と離れているため、産業動物とのつながりが見えにくいのが現状です。
 現在のところ、行政や家畜保健衛生所などがこの問題に地道に取りくみ続けているため、感染症の発生は低くおさえられています。平成14年度の調査では、法定伝染病の牛結核は1頭、ブルセラ病1頭でした。また、届け出伝染病である破傷風は53頭にすぎませんでした。ただし、いつの時代も農産物や畜水産物は人の食料である以上、家畜の衛生問題は人にも大きく関係しているのです。

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