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肉用牛トップ >> ぼくにも肉用牛、飼えるかな? >> ウンチが土を豊かにする【ふん尿の処理と利用】 >> 堆肥として利用
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堆肥として利用![]() 天日による予備乾燥と堆肥化 堆肥は、家畜のふん尿などを発酵させたもののことをいいます。田畑などの肥料となります。 堆肥(たいひ)の生産ポイント 農家と普通住宅の混在が進む都市近郊では、より適切なふん尿処理を行わないと公害が発生しかねません。その場合、経営そのものが難しくなることがあります。 1.水分調整: 肉用牛のふんの水分含量は約80%なので、オガクズやモミガラなどを約10%ほど混合して水分含量を60-75%に調整します。 2.堆積(たいせき): 発酵のため、材料を幅3-4m、長さ3-6m、高さ2mくらいの大きさに堆積します。 3.切り返し: 空気を入れて好気的発酵(はっこう)を促進させるために、切り返しを5回以上行います。発酵によって寄生虫や有害菌が死滅し、雑草の種子も発芽力を失います。 最初の切り返し時の堆積内の温度は60-65度が目安で、15-20日ごとに切り返しを行い、約70-90日で黒褐色から黒色の完熟堆肥が完成します。 堆肥の効果 堆肥は、化学肥料にくらべて遅効性(効き目がゆっくり)ですが、持続性が高く、どんな作物にも適しています。また、有機物を多く含んでいるので、地力を高め、収量の増加や作物の高品質化(とくに糖度が向上しておいしくなる)などの効果があります。 |