乳用牛とは大昔から友だちだった

ガンジー種(Guernsey)

写真1
骨太で粗野な感があるガンジー種
写真2
ガンジー種のオス

環境に適応しやすい

 ガンジー種は、英仏海峡のガンジー島原産の乳用種です。起源はジャージー種と同じく、フランスのブルトン種やノルマン種を基礎に改良されました。ジャージー種がブルトン種の影響が強いのに対して、ガンジー種はノルマン種の影響を強く受けています。毛色は黄褐色の地に白斑(はくはん)があり、多くは額に星があります。体型はジャージー種に似ていますが、ひとまわり大型で、骨太で粗野な感があります。性質はジャージー種ほど神経質でなく、環境に対する適応性も優れています。その適応性がかわれて、バード少将率いる南極探検隊に参加し、基地で牛乳生産をしたという有名な話もあります。
 乳量・乳質はジャージー種と変わらず、黄色味が強く、風味がよい乳質が美点です。日本には明治の末から輸入され、興真牛乳が「ガンジー牛乳」の名で乳質のよさを宣伝していました。