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市乳の製造過程と流通経路

写真1
牛乳処理の流れ。
清浄化→貯蔵→均質化→殺菌→冷却→びんづめ→冷蔵

市乳ができるまで

 酪農家が搾乳した牛乳は、いったん別室のバルククーラーに集められ、乳成分が規定値であるかどうか検査されます。この段階で、例えば乳房炎など、病気の牛が出した牛乳が混ざっていると、乳成分が正常値にならず出荷できないといったケースもあります。

 その後、タンクローリー車が各酪農家を回って牛乳を集め、市乳を作る工場に運びます。そこで再度、風味や乳成分・比重・細菌数(1ml当たり400万以下)の検査を受けます。
 続いて、牛乳に混入していた異物を除去する処理(清浄化)を行った後、プレート型クーラーで冷却し、サイロ型の貯乳タンクに2-5度で貯蔵します。ついで牛乳の均質化のために、ホモゲナイザーという機械で脂肪球を壊し、クリームの浮上を防ぎます。
 最後に加熱・殺菌して冷却をし、瓶や紙容器に充填(じゅうてん)して冷蔵し、私たちが普段飲む市乳ができあがるのです。

写真2
ホモゲナイザー

私たちの手に届くまで

 こうしてできた市乳は、一番消費の多いスーパー(市乳の約70%)を始め、市乳小売業者などに配達されます。
 また、最近では都市近郊の酪農家個人が、法律に定められた施設で保健所の検査に合格した上で、市乳やアイスクリームを加工して直接消費者に販売するやり方が増加しています。
 これらの多くは、生産者の顔が見える市乳として人気を集めていますが、このような販売を行う場合、人気の高い瓶詰め牛乳にするなど、顧客を増やすために色々な工夫をしています。消費者に安心して買ってもらうためには、牛舎や環境の整備をすることが重要になります。

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