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チーズ
チーズの歴史と種類
チーズは数千年もの長い歴史をもつ、発酵乳とともに最も古い乳製品です。チーズは西アジアに発祥したといわれ、そこから製法が世界中に広がりました。長い年月の間にその形態も変わり、その土地特有の風土に合ったチーズが作られるようになりました。
チーズには、未殺菌のナチュラルチーズと、ナチュラルチーズを数種類混合して殺菌したプロセスチーズがあります。また、分類上で、硬さを目安にすると、軟質チーズ、半硬質チーズ、硬質チーズおよび超硬質チーズとに分かれます。
それぞれに例をあげると、軟質チーズにはカマンベールチーズ、半硬質チーズにはブルーチーズ、硬質チーズにはゴーダチーズ、超硬質チーズにはパルメザンチーズがあります。
チーズの製法
ナチュラルチーズは、まず原料乳を乳酸菌スターターで発酵させ、次に凝乳酵素を添加して、発酵乳を凝固させます。最期に乳清を除いて固形物(カード)にして、これを熟成させたものが、ナチュラルチーズとなります。
ナチュラルチーズは、その原産地・製法・スターター微生物の有無と菌類の違い・熟成の有無と組成や硬さによって、さまざまなタイプのものが作られています。その種類は非常に多く、世界中で著名なものだけでも1000種にもおよぶといわれています。
■世界のチーズ
チーズの種類 |
主なチーズ名(原産国) |
軟質チーズ(水分55-80%) |
非熟成 |
カッテージ、クワルク(ドイツ) |
熟成 |
●カビ(白カビ) |
リンブルガー(ベルギー)、カマンベール(フランス) |
半硬質チーズ(水分45-55%) |
熟成 |
●細菌 |
マリボー(デンマーク)、サムソー(デンマーク) |
●カビ(青カビ) |
ブルー(フランス) |
硬質チーズ(水分34-45%) |
細菌熟成 |
●乳酸菌(チーズアイなし) |
ゴーダ(オランダ)、エダム(オランダ)、チェダー(イギリス) |
●プロピオン酸菌(チーズアイあり) |
エメンタール(スイス) |
超硬質チーズ(水分13-34%) |
細菌熟成 |
パルメザン(イタリア) |
出典:『乳幼児と児童のための食べ物科学』(中澤勇二・工藤力・川崎通昭編著、三洋出版貿易 1984年から一部変更して引用)
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