栄養たっぷり、おいしいね
学校給食と牛乳
学校給食の必要性と牛乳の利用
終戦後の食糧難時代の昭和22年に、東北大学の近藤正二教授の努力で始まった学校給食は、アメリカから支給された脱脂粉乳によるものでした。その後の学校給食は、パンと牛乳というパターンを経て、現在では多様なメニューが作られるようになりました。現在でも牛乳は、その豊かな栄養とバランスのとれた食品であることから、必ず給食に用いられています。
食物中の栄養成分をどのように受け入れるかについては、育児とともに、その延長線上の子供たちについても重要です。子供が成人に達するまでの栄養と成長のために、牛乳は重要な役割をもっています。
■文部省の学校給食の区分と普及率(実施率、R5年)
| 給食の区分 | 学校数(%) | 児童数(%) |
| 完全給食 (主食+おかず+ミルク) |
94.6 | 95.5 |
| 補給給食 (おかず+ミルク) |
0.3 | 0.1 |
| ミルク給食 (ミルクのみ) |
0.7 | 0.6 |
| 総数 | 95.6 | 96.1 |
小学校・中学校・特殊教育諸学校・夜間定時制高校・学校数:30,543
幼児・児童・生徒数:9,536,283 校
■人体におけるカルシウム量(成長期)
| 年齢(歳) | 体重(kg) | Ca(g) |
| 1 | 10 | 98 |
| 5 | 19 | 210 |
| 10 | 33 | 394 |
| 15 | 50 | 748 |
| 20 | 60 | 970 |