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肉用牛の管理

写真1
発情やボディーコンディションをチェック
写真2
夏は木陰を作ってあげる

一番大切なのは牛をきめ細かく観察すること

 繁殖経営と肥育経営では若干違いますが、一般的にはエサやりは朝と夕方の2回です。昼間は牛舎や水槽の清掃、敷料の交換などの作業をしながらエサの摂取量を見て、食欲はどうか、また健康状態はどうかを観察し、病気などの事故がないように心がけます。
 牛は、乾乳期(哺育:ほいくをしていない時期)、妊娠(にんしん)前期・後期、授乳期などで必要とする栄養量が異なります。乾乳期や妊娠前期には、牧草サイレージや乾草、稲ワラなどを給与します。妊娠後期には濃厚飼料を1日約2kg前後、授乳期には3-3.5kg給与します。分娩(ぶんべん)後2-3週間に泌乳量が最高になりますが、授乳中はタンパク質が不足しないように注意します。ビタミンやミネラルは牧草サイレージや乾草を給与していれば不足する心配はありません。

 また、発情兆候を見逃さないようにつとめ、場合によっては夜間の見回りも行います。妊娠していない場合、発情は21日サイクルですが、人工授精した日をカレンダーなどに記録することも大切です。
 ボディーコンディション(体の脂肪のつき具合をあらわした指標)を観察し、痩せすぎや太りすぎにも注意します。天気のよい日は午前10時-午後3時ごろまで運動場で日光浴をさせますが、夏は運動場に木陰をつくってあげます。食塩の補給や牛床をきれいにすることも大切です。
 一方、肥育経営では、多くエサを食べさせることに専念します。

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