豚 -品種- 日本

ランドレース

大ヨークシャー
ふだんみんなが食(た)べている豚肉(ぶたにく)のほとんどは、純粋種(じゅんすいしゅ)といわれる品種(ひんしゅ)をかけあわせた雑種(ざっしゅ)なんだよ。お父(とう)さん豚(ぶた)とお母(かあ)さん豚のそれぞれのいいところをもらって生(う)まれた、優秀(ゆうしゅう)な豚なんだ。
日本(にほん)で飼(か)われている純粋種の豚は、ランドレース種(しゅ)、大(だい)ヨークシャー(ラージホワイト)種、中(ちゅう)ヨークシャー種、バークシャー種、ハンプシャー種、デュロック種の6種類(ろくしゅるい)だよ。

中ヨークシャー

バークシャー

ハンプシャー

デュロック
このうち一番(いちばん)多(おお)いのは、白(しろ)くて耳(みみ)がたれているランドレース種だ。脂肪(しぼう)がちょっと少(すく)なくて、早(はや)く育(そだ)つんだよ。次(つぎ)に多いのは大型(おおがた)の大ヨークシャー種で、耳は立(た)っているよ。赤(あか)い肉(にく)の部分(ぶぶん)が多くて、育つのも早いんだ。中ヨークシャー種は、昭和(しょうわ)30年(ねん)ごろまでは日本の豚の95パーセントを占(し)めていたんだけど、育つのが遅(おそ)いのですっかり数(かず)が減(へ)ってしまったんだ。「黒豚(くろぶた)」と呼(よ)ばれているバークシャー種は、鹿児島県(かごしまけん)に多いよ。からだの大(おお)きさは中くらいだけど、お肉の質(しつ)がいいんだ。