めん羊 -歴史- 日本

大正8年の新聞に載った日本の羊牧場
日本(にほん)の歴史(れきし)のなかで一番(いちばん)古(ふる)いめん羊(よう)の記録(きろく)は日本書記(にほんしょき)に出(で)てくるけれど、めん羊が飼(か)われるようになったのは明治時代(めいじじだい)からなんだ。第一次世界大戦(だいいちじせかいたいせん)や、第二次世界大戦(だいにじせかいたいせん)のころに、国内(こくない)で羊毛(ようもう)を生産(せいさん)できるように国(くに)は力(ちから)を入(い)れたけれど、飼育(しいく)している数(かず)はそんなに増(ふ)えなかったんだ。戦後(せんご)は着(き)るものが不足(ふそく)してめん羊の飼育がブームになったのに、食用(しょくよう)のためにたくさん殺(ころ)されて、どんどん減(へ)ってしまったんだ。今(いま)は肉用(にくよう)を中心(ちゅうしん)に1万頭(まんとう)ほどが飼(か)われているだけなんだよ。