ぼくにも鶏、飼えるかな?【鶏の育て方】

飼養管理のポイント

光線管理

 鶏舎に電灯をつけて照明時間(日長時間+点灯時間)を加減し、性成熟日齢の調整や産卵の促進をはかることを、光線管理といいます。
 肥育のためには飼料を摂取する時間が長いほうがいいため、1日1時間だけ消灯するか、または連続照明するかのいずれかの方法をとることがほとんどです。最近では節電と飼料効率の面から、点灯と消灯とを繰り返す断続照明もみられます。
 餌付け(えづけ)から数日間は10-20ルクスと、比較的明るくしますが、その後は2-5ルクスと暗くおさえます。これは、ヒナを静かに落ち着かせ、尻(しり)つつきの発生を防止するためです。


病気の予防

 出荷まぎわの床面はニワトリでいっぱいという密飼いが、ブロイラー飼育の状況です。密飼いは舎内を高温多湿にしてしまうため、エサこぼしを少なくしたり、給水場所を清潔に保つ、敷料が湿ったなら追加するなどの対策を行います。また、ワクチン接種などの適切な病気対策や、鶏舎単位で入すう、出荷を行い、出荷後はふんとボロ出し、水洗、消毒を徹底するといったオールイン・オールアウトを行います。