鶏トップ >> ぼくにも鶏、飼えるかな? >> 9週間で体重が70倍以上に【肉用鶏の飼育上の注意】 >> 飼育方法と鶏舎
|
|
飼育方法と鶏舎

ブロイラーの標準的飼育法である平飼い |
平飼が一般的な飼い方
鶏を床の上で平面飼育する平飼いは、群管理に適し、省力機械化も容易なことから、ブロイラーの標準的な飼育法です。床には、かんなクズ、切りワラ、オガクズなどふん水分の吸湿性がよい敷料を使用します。
通常、育すうは傘型育すう器で給温します。大型の施設ではコンクリート床にして、その下に湯などを通し床面給温とする方式が多くみられます。床面給温はふんを乾燥させ管理がしやすい利点があります。成長にともない飼育密度を低くし、ブロイラーは出荷時期に3.3平方メートル当たり45-50羽、地鶏では25-30羽くらいを飼います。
地鶏の場合には、地面の上で飼うことがよくありますが、あまり衛生的ではありません。
窓のない鶏舎で飼う
ウインドウレス鶏舎という窓なし鶏舎がふえています。この鶏舎は、天井や壁に断熱材を用いて外部の環境温度の影響を少なくし、人工的に換気するものです。換気扇の使い方により換気方式は異なり、外気を送り込んで室内の空気を排出する「陽圧式」、内部の空気を排出することで外気を吸引する「陰圧式」とがあります。
換気量の変化によって一定範囲内での室温調節ができ、寒期には最低限の換気量にして、鶏からの発熱を利用して室内を暖めるなどしています。
ウインドウレス鶏舎は、エサの摂取量が少ないわりに増体は良好、薄暗くすることによって鶏同士の競合が少なくなる、高密度飼育に適する、またその閉鎖性によって衛生面で優れているなどの長所があります。そのかわり多額の設備投資が必要になります。
|