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酪農家は何種類もの仕事をこなす【酪農家の仕事】

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牛舎は牛乳をつくりだす食品工場【牛舎の種類と構造】

酪農家になるのはなかなか大変だ

防寒・防暑対策

写真1
扇風機で送風して体温を下げる
写真2
牛舎の屋根にスプリンクラーを取り付け、水をまく

防暑対策

 気温が27度前後になると、乳用牛はヒート(暑熱)ストレスを起こし、体温の上昇や、食欲の減退、乳量・乳質の低下や繁殖成績の低下が示されます。
 これらの対策として、

1.牛舎の西側にはよしずを張り西日を防ぐ

2.大型扇風機(直径1m)で送風して体温を低下させる

3.牛舎の屋根にスプリンクラーを取り付けて散水する

4.一定の時間ごとに細霧を牛の体に掛ける

5.品質のよい粗飼料を給与する

6.涼しい夜間に飼料を給与する

などがあります。とくに九州地方などの西南暖地では、30度以上の日が長く続くので注意しなければなりません。

写真1
牛が快適に過ごせるようにいろいろな工夫が必要
資料:くみあい飼料畜産情報ホットライン(JA全農、1992,N0.40)

防寒対策

 乳用牛は欧州原産のものが多いため、耐寒性があります。また乳用牛は食べた飼料を第1胃でつねに発酵させているので、湯たんぽを抱えているようにいつも暖かい状態です。
 フリーストール牛舎には原則として壁が付いていないので、北風やすきま風を防ぐため北側に上げ下げできるシートを取り付けて防寒します。また乳用牛はつねに新鮮な空気を必要とするので、繋ぎ牛舎では寒い日でも換気をよくするために窓を開けておきます。

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