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ぼくにも乳用牛、飼えるかな?  

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環境問題と対策

写真2
堆肥の臭いをおさえるためにコーヒー皮とココアダストを混ぜる酪農家もいる
写真1
出典:『畜産(教師指導用)』(農文協 刊)

畜産経営の規模拡大にともなう環境問題

 畜産という産業は、もともと野草や牧草などしか生育できない地域で、人間にとって高い栄養価がある食料を生産する手段として発達してきました。その後、畜産の生産性を高めようと、濃厚飼料を与え、より集約的、高密度な経営規模の方向へ拡大しました。これにともない、以下のような環境問題が発生しています。

1.濃厚飼料はふん量を多くするため悪臭が増加

2.ふん尿による地下水・河川や海の富栄養化および汚染

3.家畜排せつ物などから発生したアンモニアが原因となった酸性雨。その雨は国境をこえて、他の国へも影響

4.反すう家畜(胃を4つ持つ家畜)から発生する、メタンガスなどによる地球温暖化現象

などが指摘されています。

家畜排せつ物法

 全国で1年間に発生する、牛・豚・鶏の排せつ物(ふん・尿)量は、約9000万t(平成15年)にも及びます(『畜産環境をめぐる情勢』農林水産省生産局畜産部、平成16年9月)。
 平成11年の調査によれば、発生した家畜排せつ物のうち、7500万tがたい肥化などによって草地・農地に還元され、600万tが浄化処理やエネルギー利用などへとまわされています。しかし900万tは、ふん尿を地面に直接積み上げる「野積み」や、穴を掘って捨てる「素掘り投棄」といった不適切な処理がされていました。野積みや素掘り投棄は、悪臭発生や地下水の富栄養化・汚染といった畜産環境問題の原因となります。
 これらの畜産環境問題の解決策として、平成11年に「家畜排せつ物法」が制定されました。一定規模以上の農家(牛・馬10頭以上、豚100頭以上、鶏2000羽以上)において、たい肥舎や汚水処理施設、バイオガスプラントなどでの適切な管理・処理が義務づけられています。ただしそれには設備が必要なため、整備のための適用猶予期間が、平成16年10月末まで設けられました。

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