ぼくにも乳用牛、飼えるかな?

飼料作物の種類と栽培

写真1
乾草
写真2
飼料作物としてよく栽培されるイタリアンライグラス
写真3
左からチモシー、スーダン、アルファルファ

応用範囲の広いイネ科植物と栄養価の高いマメ科植物

 酪農家の仕事は牛を飼って乳を搾るだけではありません。飼料作物(エサとなる作物)を栽培し、加工することも重要な仕事です。日本の場合、農地面積が狭く十分な量を栽培することができない酪農家も多いのですが、海外の酪農家の多くは自家栽培しています。

 飼料作物としてよく栽培されるものには、オーチャードグラス、チモシー、ペレニアルライグラス、イタリアンライグラス、ケンタッキーブルーグラス、トールフェスクなどのイネ科植物。また、シロクローバー、アカクローバー、アルファルファのようなマメ科植物、トウモロコシなどがあります。

 イネ科植物は応用範囲が広く、青刈り(青い状態で刈り取って用いること)、放牧用、サイレージ、乾草といずれにも用いることができます。マメ科植物は栄養価が高く、タンパク質やカルシウムなどを多く含んでいますが、サイレージや乾草にはあまり向かないため、イネ科牧草と組み合わせて放牧地に植えられたり、青刈りで用いられます。青刈りしたトウモロコシはそのまま、またはサイレージや、コーン粒にするなど、さまざまな形で利用されます。