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乳用牛のからだのひみつ  

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性周期

周期はホルモンの作用で起きる

 牛の発情は約21日おきに訪れます。これは卵巣の定期的な変化によって誘発されるもので、この定期的な変化を性周期または発情周期と呼びます。
 卵巣の変化にはホルモンが関与しています。卵巣内には多くの卵子のもとが存在していて、卵胞刺激ホルモンというホルモンの作用で、卵胞というものに成長します。このうちの1つが特に大きくなって成熟卵胞になります。成熟卵胞からは卵胞ホルモン(エストロジェン)が分泌され、このホルモンの作用によって発情兆候が現われるのです。
 ちなみに、「ふけ」「さかり」という地域もあります。

 発情が終了した6-10時間後くらいに成熟卵胞は破裂して、卵子を子宮に送り出します。その後卵胞は収縮し、黄体形成ホルモンの作用によって黄体となります。この黄体から黄体ホルモンが分泌されると、子宮は妊娠の準備を始めます。そこで、卵子と精子が結合(受精)したら、妊娠黄体として妊娠を維持させる作用のあるホルモンを出し続けます。しかし、受精が不成立だった場合、黄体は退縮し、再び、卵胞刺激ホルモンによる卵胞の形成が始まります。そして成熟卵胞ができた段階で、発情と排卵が起こります。この排卵と排卵の間隔が、牛では約21日になるわけです。

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