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養鶏(ようけい)って何? 鶏のからだのひみつ ぼくにも鶏、飼えるかな? 養鶏場へ行こう 鶏とは大昔から友だちだった 栄養たっぷり、おいしいね

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鶏とは大昔から友だちだった  

古き時代、鶏は時を知るために飼われていた【養鶏の歴史】

青色卵を産む鶏?【鶏の品種】

卵は物価の優等生【養鶏の現状と技術】

1年間で10キロも食べている【ブロイラー産業】

先端技術 (食用以外の卵の利用)

写真1
新鮮な卵は利用価値大

卵白、卵黄の利用

 卵白に含まれるリゾチームという酵素(こうそ)は、細菌の細胞壁を分解し死滅させるほか、抗生物質のききめを補助したり、ウミの排出促進、出血を抑制するなどの作用を持っています。そのため、慢性副鼻腔(びこう)炎の経口治療薬、風邪薬、点眼薬、トローチなどの医薬品に使われています。また、卵白は接着剤としても利用されます。
 卵黄のリン脂質の主体である卵黄レシチンは、水に油をなじませる乳化特性があり、栄養注射などの医療関係に応用されています。卵黄レシチンのほか卵黄油も、皮膚をしっとりさせる湿潤剤、浸透剤、栄養剤、保護剤としてクリームやシャンプーなどにも使われています。卵殻は、肥料やカルシウム補給剤、美肌剤などに利用されています。

卵黄抗体の利用

 雌鶏は卵黄に病原菌に対して免疫をつくる抗体を蓄積するので、ヒナは生まれたときから免疫をもっています。このシステムを応用して、鶏に人間の虫歯菌の卵黄抗体をつくらせたところ、人間の虫歯予防に効果があることが明らかになりました。鶏の卵から抗体を得るシステムは、医療、食品、飼料などの分野への応用が期待されています。

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