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乳用牛トップ >> 乳用牛のからだのひみつ >> 牛には胃が4つもある【乳用牛のからだの特徴】 >> 身体各部の名称
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身体各部の名称1.額(ひたい) 牛の額はそんなに広くありませんが、とっても頑丈にできています。 2.鼻鏡(びきょう) 牛にははっきりしたくちびるがありません。そのかわり、鼻孔(びこう:鼻の穴のこと)から口にかけてはいつも粘液で湿っていて、鏡のようです。だから、この部位は「鼻鏡」とよばれています。鼻鏡の文様は牛それぞれ別々の形をもち、人の指紋と同じように鼻紋として、個体識別 に利用されています。 3.頬(ほお) 頬だって、立派なお肉になります。フランス料理の頬肉料理はここの部位の筋肉を使います。 4.顎(あご) 口の中にはオスで上12本、下20本の歯があり、食物をすりつぶすように噛みます。硬い穀物でもかみ砕かなくてはいけないので顎は頑丈で強力です。 5.口 牛には前歯が下側しかありません。だから、食べ物を噛み切りながら食べることができません。そのかわり、強力で比較的長い舌で、食べ物を巻きとるようにして食べます。 6.頸(くび) 人の首に相当する部分は太くて立派です。 7.かた 8.胸垂(きょうすい) 胸の前方、前肢の間の出っ張った部分のぷよぷよした部分です。 9.胸(むね) 10.肘頭 人でいうひじです。 11.前膝(ぜんしつ) まえひざと書いていますが、人でいう手首に相当する部分です。 12.管 手の甲または手のひらに相当する部位なのですが、くだのように棒状だからこのような名前になりました。 13. 飛節(ひせつ) 指の付け根の関節をいいます。 14.繋(つなぎ) 蹄と球節の間の部分です。 15.蹄(「てい」または「ひづめ」) 牛の指は2本しかありません(人でいう中指と薬指に相当します)。各足に2本ずつ合計8本の指で全体重を支えなくてはならないため、ツメに相当する部分が発達して、頑丈なひづめとなりました。 16.キ甲(きこう) 牛の背中で最も高くなった部位を指します。この部位で牛の体高を測ります。 17.背 18.腰 19.尻 20.腰角 骨盤の先端が角のように飛び出た部分です。 21.寛(*) 大腿骨が寛骨(股関節)とつながっているところです。 22.尾 牛の尻尾は細長く、先端部分が毛で覆われています。蚊やアブなどの虫を追い払ったりします。 23.十字部 左右の腰角を結んだ線と、背骨が十字を描くように見えるのでこのような名前となりました。 24.もも 重い体を支えるのに十分な筋肉と頑丈で太い大腿骨で構成されています。 25.肋(ろく) 牛の肋骨は13本あります。この部分は非常に良質な肉となります。焼き肉のカルビとはこの部分の肉です。 26.乳静脈 乳房の血管はよく発達しています。乳房に血液を送る乳動脈は表からは見えませんが、乳房から帰ってくる血液が流れる乳静脈は腹壁にそって走っているため確認することができます。泌乳中の牛の乳静脈は大きくふくらんでいて、多くの血液が乳房に流れていることがよくわかります。 27.乳房 乳用牛の乳房はよく発達していて下腹部のほとんどをしめます。このような大きな乳房も生まれつき大きいわけではなく、分娩前に急速に発達し、その後は徐々に小さくなっていきます。 28.乳頭 牛の乳頭は4つあります。 29.けん部 最後肋骨と骨盤、後肢の間で三角形になった柔らかい部分。この部位は腹壁を隔てて消化管がすぐ下にあるため、獣医師がお腹の様子を調べる時に、触ったり聴診器をあてたりするのに用いられます。 |