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鞍とゼッケン

鞍 |

馬銜(はみ) |
馬体の保全と乗り手の安全を確保する馬具
馬の背中に乗る人の乗り心地が良いようにと、馬の背中に置く鞍は工夫されています。鞍の左右には鐙が垂れ下がっていて、乗り手の爪先を入れて安定させます。昔は木製の骨組み(鞍骨)の上に布などの素材を張った鞍を使っていましたが、最近は鉄製の鞍骨を革で覆ったものが一般的です。この鞍を使用するときは、馬の背中が傷つかないように、厚手の布や毛布、フェルト製のゼッケンを敷きます。鞍とゼッケンは一組で、馬が激しく動いても鞍がカラダから離れないように、腹帯でしっかりと締めます。
鞍は使用目的によっていろいろ工夫されており、地域によっては民族衣装など、地域住民生活と密接に関わった鞍を使用しています。
ウェスタン・スタイル
鞍とゼッケンはイギリス式のものが汎用されていますが、国や地域によって独特のスタイルを持ったものがあります。最近普及してきたものには、ウェスタンスタイルがあり、中東のアフガニスタンや南米の各国で使用されている鞍もこれと類似しています。鞍の前端には投げ縄を掛ける取っ手が付いているのが特徴で、乗馬・下馬の際にも活用されます。ウェスタンスタイルは、腹帯、鐙・鐙革などの形式や、使用している頭絡、馬銜、ゼッケン、騎手が使用するブーツ、拍車などの形式もヨーロッパスタイルとは異なります。
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