スピード、スタミナ、もっているよ【馬のからだの特徴】
在来馬って?
特定の地域で未改良のまま残っている馬たちのこと
在来馬とは、人類に飼いならされた家馬が、特定の地域で改良されないまま現在まで飼われている未改良馬のことです。日本には8種(北海道和種馬、木曽馬、野間馬、対州馬、御崎馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬)が現存しており、海外ではスマトラ・ポニーなどが知られています。
在来馬は一般に小柄で、周辺を海に囲まれた島嶼(とうしょ)や急峻(きゅうしゅん)な山岳地帯など、孤立した地域で飼われているものが多く、地域の気候風土に溶け込み、住民のパートナーとして日常生活を支えています。
在来馬は地域文化を伝える貴重な存在で、馬の取り扱い方や使用している馬具などにもそれぞれ地域に特色があります。