栄養たっぷり、おいしいね【卵と鶏肉の利用】

部位と利用法

写真1
左:肉と皮 右:内臓

鶏肉

むね肉:
手羽や骨などを取り除いた正肉と、手羽元だけがついたものや、肋骨(ろっこつ)もついてる骨付きがある。むねの正肉は、肉色が薄くて淡泊でやわらか、脂肪が少ないので用途が広い。手羽類は、肉量が少ないが、脂肪やゼラチンが多く、うまみがあり、煮込み、揚げものに向いている

ささみ:
脂肪がもっとも少なく淡泊なので、湯通ししてあえものにしたり、新鮮なものは刺身にも使用

もも肉:
骨付きはローストチキンに、骨をはずして煮ものなど、歯ごたえ、赤みのある肉色、こくのある味を生かした料理に適している


皮・内臓・ガラ

肝臓(レバー):
牛、豚と比べて、きめが細かくクセも少ない。心臓(ハツ)がついた肝臓も多い

砂肝:
筋胃のこと。内部の胃袋をのぞいたものを、刺身、くし焼き、いためものなどにして、こりこりした歯ざわりが味わえる

腹卵(きんかん):
卵巣にブドウの房状についた卵を取り出したもの。煮込み、味噌(みそ)漬けなどにする

皮:
脂肪が多く、美味。裏側の脂肪を落とし、熱湯に通して使うとよい

ガラ:
正肉をとった後の骨や頭部や足で、だし、スープをとるのに使う

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