養鶏場へ行こう【養鶏家のお仕事】
ブロイラーの経営形態
ブロイラー経営
より効率的な経営めざして、年々、経営規模の拡大がすすんでいます。令和6年では、一戸あたりの飼育羽数は7万700羽にもなっています。
ブロイラー産業の多くが、総合商社や農協、個人が中心となって、飼育から処理・流通 にいたる全段階を系列化し、農家には契約飼育をしてもらうといった方式を行っています。最近ではスーパーなど量 販店の急成長にともない、流通業者が生産にまでさかのぼっていき、全体を系列下におく傾向もみられます。
■ブロイラー飼養戸数と飼養羽数
| 飼養戸数 (戸) | 飼養羽数 (千羽) | 1戸あたり飼養羽数 (千羽) | |
| 昭和40年 | 20,490 | 18,279 | 0.9 |
| 昭和45年 | 17,630 | 53,742 | 3.0 |
| 昭和50年 | 11,540 | 87,659 | 7.6 |
| 昭和60年 | 7,025 | 150,215 | 21.4 |
| 令和3年 | 2,160 | 139,658 | 64.7 |
| 令和4年 | 2,100 | 139,230 | 66.3 |
| 令和5年 | 2,100 | 141,463 | 67.4 |
| 令和6年 | 2,050 | 144,859 | 70.7 |
令和6年「畜産統計について」(独)農畜産業振興機構より
地鶏経営
地鶏は、ブロイラーに比べ発育がおそく長期飼育を必要とし、飼育密度も低いことから、一定の飼育面積からとれる肉量は少なく、飼料コストも高くなります。そのため地鶏経営をするには、高価に買い取ってくれる流通業者、料理店、消費者などと取引することが重要です。