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飼育から出荷まで

ビニールシートをはって防寒対策 |
飼育管理
ヒナがまだ小さいときは、ヒナの状態や行動をよく観察して、室内を適度な温度に保ちます。寒いと、ヒナが部屋のすみにギュッと集まりすぎて圧死したり、逆に暑いと、ヒナが蒸れてしまいます。
鶏舎の多くが多羽数を高密度に飼育しており、暑さによるヒナの熱死を防ぐためヨシズをかけたり、時には散水するなどの暑さ対策が必要です。また、年間を通じて、窓やカーテンの開閉、通風の調節などこまめに気を配ります。
衛生管理の基本は、ワクチン接種と清掃です。また成長に合わせて飼育密度を薄めるためヒナの移動をします。
出荷
出荷までの各種作業は計画的に、正しく実行します。ブロイラー用のエサには、人用とは異なる特定の抗菌剤および抗生物質(飼料の消化吸収を助けたり、寄生虫や病気を予防する)が添加されているため、出荷前1週間はブロイラー用のエサをやめて、薬を含まない休薬飼料を与えることが法律で定められています。
食鶏処理場への出荷はプラスチックのカゴにいれて行いますが、一度に何千羽も出荷する農場では大変な作業になります。カゴで飼育し、そのまま出荷する方式も考案されましたが、あまり普及していません。
出荷後は、次のヒナを導入するためふんやボロ出しを行い、水洗・消毒を徹底して行います。
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