ぼくにも鶏、飼えるかな?【鶏の育て方】

鳥インフルエンザ

高病原性鳥インフルエンザの発生

 鳥インフルエンザは、鶏や七面鳥などの家禽が鳥インフルエンザウィルスに感染して起こります。なかでも、死亡率が高いか、ウイルスが変化して死亡率が高くなる可能性のあるものを、高病原性鳥インフルエンザといいます。
 平成16(2004)年に山口県、大分県、京都府で高病原性鳥インフルエンザが発生しました。国内で発生したのは79年ぶりのことです。家畜伝染病予防法とその防疫マニュアルに沿った防疫措置が行われ、現在では清浄宣言(ウイルスが発見されない状態になったことの確認)が出されています。


侵入ルートと人への伝染

 インフルエンザの侵入ルートとしては、以下のように考えられています。家禽・ペット用の輸入鳥類・渡り鳥・野鳥を介する場合、輸入された肉や卵からの場合、または海外から人が持ち込む場合といったルートです。
 たとえば京都府で発生した時には、発生農場を中心とする30km以内で死亡したカラスから、鳥インフルエンザウイルスが発見されました。このことにより、発生農場で感染したカラスがウイルスを運んでいたのではないかと推測されています。

 海外では、感染した鶏に直接触れることによって人が鳥インフルエンザに感染した例が報告されていますが、日本ではそのような感染例はありません。また、鶏肉や卵を食べることで感染することはありません。

 しかしもっとも恐ろしいのは、新種のインフルエンザウイルスが生み出されることです。20世紀には、スペイン風邪、アジア風邪、香港風邪という、新型のインフルエンザの大流行がありました。2002〜2003年に、中国や香港、ベトナムを中心に猛威を振るったSARS(重症急性呼吸器症候群)の原因となったウイルスも、これまで発見されたことのないものでした。

 これらは、鳥インフルエンザウイルスと人インフルエンザウイルスの両方に感染する豚の中で、ウイルスの遺伝子組み換えが起こり、新しいインフルエンザウイルスが生み出されたことが原因といわれています。これまで人に感染することはなかったといっても、今後どうなるかはわかりません。
 そこで防疫措置は大変重要になってきます。たとえばウイルスをまん延させないために
(1)発生農場の鶏をすべて殺処分、焼却・埋却する
(2)農場を閉鎖・消毒して人や物の出入りを禁止する
(3)周囲5-30km以内の鶏や卵の移動を禁止する
といった措置がとられていれます。

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乳用牛肉用牛豚鶏馬めん羊山羊  (社)日本獣医師会