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ぼくにも鶏、飼えるかな?  

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タンパク質・エネルギーを供給するエサ

写真1
鶏のエネルギーになるトウモロコシ

タンパク質の供給源

 タンパク質を構成するアミノ酸は、体や羽毛、卵のタンパク質に再合成されます。体内で合成できない必須(ひっす)アミノ酸10種類は、エサを通じて給与しなければなりません。
 とくに魚粉はタンパク質が豊富で、含硫アミノ酸が多くて栄養価が高く、ビタミンB群、A、Dなどにも富んでいます。大豆粕(かす)、コーングルテンミールなどの、油・デンプン製造副産物も、タンパク質を多量に含有します。ただし綿実粕やカポック粕を多給すると異常卵が生産されるおそれがあります。コーングルテンミールはキサントフィルが多く含まれ、卵黄を濃厚な色にします。
 豆類もタンパク質が多いのですが、大豆はトリプシン阻害物質その他の不良因子を含むので、加熱処理をして用いる必要があります。

エネルギー供給源

 トウモロコシ、マイロ(コウリャン)、麦、米などの穀類、豆類、動物性油脂、植物油、魚油などが鶏のエネルギー給源になります。通常、配合飼料の比率は穀類50-60%、油脂1-2%です。油脂が5%以上になると、油分が飼料袋ににじみ出てしまいます。
 油脂は卵の脂肪酸組成を変化させるので、リノール酸・リノレン酸強化には植物油、エイコサペンタエン酸(EPA)・ドコサヘキサエン酸(DHA)強化には魚油が用いられます。

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