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乳量に応じたエサの与え方
 牛の体を維持するためのエサと、乳を出すために必要なエサを分けて考える給与方法 |
泌乳量とエサの関係
牛が生きていくために必要な分と、牛乳を出した分を補うだけのエサを与える。これは当然のことのように思えますが、品種改良が進みたくさんの牛乳を出すようになった現在の牛では、なかなか難しい問題です。牛の出す牛乳の量は、子牛を産んでから100日ほどまでがもっとも多く、それを補うおうとすると、エサの量が莫大なものになってしまいます。そのため、必要とするエサを食べきれずに痩せてしまう牛も多いのです。
また、もっとも牛乳が出る期間(泌乳最盛期:ひにゅうさいせいき)を過ぎた牛はじょじょに泌乳量を減らしていきます。すると今度は食べ過ぎで、ぶくぶくと太ってしまいます。この痩せたり、太ったりといったボディーコンディションの変化が、牛にとっては重大な病気を起こすもとになります。このため、泌乳量に合わせた適切な飼料を与えることが、農家にとって重要な仕事になっています。
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