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赤身肉と霜降り肉

日本人が好む霜降り肉 |

欧米では赤肉を好む |
お肉の好みの違い
牛肉の1人1年当たりの純消費量は、2001年のもので、アメリカが43.9kg、イギリスが17.2kg、韓国は12.9kg、日本は10.1kg、と報告されています(『ポケット畜産統計 平成14年度版』(農林水産省統計情報部、平成16年2月発行))。
日本に比べてアメリカの肉類の消費量は約4倍にものぼります。アメリカの家庭における肉の調理法は、良質肉の場合はステーキ、そうでない場合はシチューや、ひき肉にしてハンバーグにするのが一般的です。ステーキは、日本のように霜降り肉ではなく赤肉を使います(『五訂 日本食品標準成分表』科学技術庁資料調査会編)。
かたロースの脂身つきの100g当たりのエネルギーは、和牛411kcal、乳用種318kcal、輸入肉は240kcalです。霜降りが入った和牛肉は、輸入肉の約1.29倍も高い値になっています。
牛肉を常食とする欧米では、霜降り肉ではエネルギー(カロリー)の面からいっても適さないのかもしれません。ただし最近の健康志向により日本でもさっぱりとした赤身肉の人気が高まっています。
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