家系がだいじ

能力の検定


検定の方法

個体選抜によって改良効果が期待できる形質については、能力検定を行うことができます。現在では雄牛にかぎって実施されており、能力の検定法にはいくつかの方法があります。


直接法

検定される牛を同一条件で飼育して、目的とする能力がどれくらいになるかを見る方法です。検定される牛を直接検定するので直接法と呼ばれています。実際に行われているものでは、産肉能力検定直接法というものがあります。これは、将来種雄牛となる候補牛を、離乳後16週間同一条件で飼育して、体重の増加やエサの必要量、体型の変化などからおもに発育能力の判定を行います。


後代検定

直接法では検定するのが難しい形質があります。例えば、雄牛の肉の色や脂肪の交雑具合といった形質については、と畜しなければ分からないため、その雄牛の子牛を用いて能力検定を行います。その結果から父親である種雄牛の遺伝的能力を推定する方法がとられます。子の能力から間接的に父の能力を推定するので、後代検定または産肉能力検定間接法と呼ばれています。これは、1頭の候補牛の子を8-10頭ほど選び、52週間飼育したのち、と畜して枝肉形質を検定します。