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鶏舎の種類

写真1
2段式のケージ

高床式鶏舎

 一般的な鶏舎を低床式鶏舎と呼ぶのに対して、鶏舎の2階にケージ(鉄線製飼育カゴ)を組み立て、その下からふんを1階に落とし、1階でふんを堆積(たいせき)する構造を高床式鶏舎といいます。
 高床式鶏舎の利点は、新鮮な空気がケージ下から入って換気量が増加するため、多羽数・高密度飼育に適し、排泄(はいせつ)ふんを大量に蓄積できる(ふんの処理回数が少なくなる)ことですが、堆積ふんがハエの発生源となりやすいという欠点もあります。
 ケージを2段、3段、4段、と積み重ねて立体構造にする場合、垂直に積み重ねるのではなく、ふんが下の段のケージに入らず落下するようにひな壇式にします。

開放型と閉鎖型鶏舎

 開放型鶏舎は、建物の周囲に野鳥が入らないよう金網を張り、その外側にビニール製の巻き上げ式カーテンを取りつけます。ただし、幼すうの給温期間に用いる鶏舎の場合は、周囲を断熱効果のある壁とガラス窓にし、新鮮な空気を取り入れるため換気扇を設置します。暑熱対策に適しているのは、トタンやスレートの白色系の屋根で、屋根裏には断熱材を張ります。屋根型式には、片屋根、コンビネーション、切妻(両屋根)、モニター、セミモニター、のこぎり(のこぎり歯)などがあります。
 ウインドウレス鶏舎と呼ばれる、内部に自然光をいれない閉鎖型鶏舎は、壁と屋根に断熱資材を使い、大型の給・排気扇で換気量を確保します。その換気量を調節して、鶏からの発熱を利用した環境温度も調節できます。
 自由に光線管理ができる、換気量が大きく設定できるため開放鶏舎に比べ高密度に多羽数収容が可能、ふんの乾燥をはかる換気システムを採用して、悪臭の発生を少なくするなど多くの利点があります。

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