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繁殖豚の飼育形態と豚房

写真1
分娩豚房
写真2
空胎・妊娠豚房
写真3
圧死防止に分娩柵をつける
 

空胎・妊娠豚房

 繁殖豚は、群飼(複数で飼う)と単飼(1頭で飼う)があります。群飼では7-8頭が限度とされ、可能な限り、年齢、体格、栄養、妊娠の有無などの条件を整えます。単飼では個体ごとの飼料給与や日常観察が簡単ですが、運動ができる広さがないため、繁殖障害や四肢の病気になるおそれがあります。

分娩豚房

 分娩から離乳までは分娩豚房に移します。そこでは、分娩柵(さく)を取り付け、無看護分娩(特別な介護を必要とせずに分娩する)を採用している場合がほとんどです。子豚が生まれると、母豚は必ず豚房の壁によりかかって寝るという習性があり、子豚を圧死させてしまうことがあるので、母豚の両側に分娩柵を設置し、行動範囲を制限することで事故を防ぎます。また、子豚のために豚房の片隅にワラなどを敷きつめた保温箱を置き、電気やガスで暖房します。
 離乳後の子豚用の育成豚房には、保温箱、給飼器、給水器を設け、なるべく収容密度を低くして、運動ができるようにします。多くの場合、肉豚の豚房と同じような造りになっていて、育成から肥育の段階で何回かの群の編成が行われます。

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