人と馬とが一体になる【競馬・馬術競技】

競馬

  • 1894年のダービーのゴールシーン (写真:日本中央競馬会)
  • 明治時代の競馬の様子(馬の博物館所蔵)

競馬発祥の国、イギリスのレースがモデル

 自由に競馬を開催できる国もできない国もありますが、法律のある、なしにかかわらず、競馬は大衆の人気者です。
 競馬は騎手が乗った平場(フラットコース)や障害レースばかりではなく、出場馬の品種を制限しないレース(障害競走として世界的に有名なグランドナショナル)や、軽い2輪馬車を曳く軽駕競走は、フランス、アメリカ、オーストラリアなどで高い人気があります。

 日本の重賞レース(G1など)の大部分は、競馬発祥の国イギリスのレース(ダービー、オークス、千ギニー、二千ギニーなど)をモデルとしたものです。 このうちよく耳にするダービーは3歳馬だけのレースのことをいい、オークスは3歳の雌馬だけのレースをいいます。


単勝・連勝・複勝——競馬のイロハ

 日本の競馬は、競馬法と日本中央競馬会法の2つの法律によって、競馬の開催方法、馬券(勝馬投票券)の発売や払戻方法などが細かく規定されており、主催者が先進国のレースを参考に、状況に応じていろいろな工夫をほどこしています。

 勝馬投票の方法としては、

 単勝式:
  1着になる馬を当てる

 複勝式:
  3着までを当てる。1-3着までならば何着でもいい

 馬連式:
  1、2着を当てる

など10種類があります。