人間とくらす【馬と人との歴史】

世界と日本の馬産業の現状

  • 写真1
  • 写真2
    サラブレッドとアラブの飼養比率

馬に対する社会的認識を反映する飼養頭数

 個人の好みは別として、国内で飼われている馬全体に対する社会的認識の違いによって、その国の馬産の実態が相違します。サラブレッドの生産国として名高いイギリスを始め、ほとんどの国では戦争などの大きな社会変革にもかかわらず、小柄なポニーから大柄な馬まで大小さまざまな馬を飼い続けています。
 これに対して我が国の馬産は、サラ・アラ系の競走馬生産がそのほとんどを占めており、これが欧米諸国と異なる日本の特殊性といえます。