人間とくらす【馬と人との歴史】
人間との歴史【馬が家畜になるまで】
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馬像 紀元前3世紀〜後3世紀地中海地方出土(馬の博物館所蔵)
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騎馬(きば)人物図両耳壺 紀元前7〜6世紀伝南イタリア出土(馬の博物館所蔵)
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コプト織断片 3〜4世紀エジプト(馬の博物館所蔵)
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騎馬像 紀元前1千年紀イラン・アゼルバイジャン地方出土(馬の博物館所蔵)
家畜(かちく)化とは、野生の動物を生けどりにして飼いならし、人間の役に立つようにかえていくことです。いちばん早く家畜化されたのは、今から約1万5000年前にネズミ退治のために飼われたネコでした。次いでイヌや牛、馬が家畜化されたのは5000年前。最初は、農機具を曳(ひ)く輓曳(ばんえい)作業に用いられ、その後、人を乗せたり物をのせて運ぶなど、人間の生活を支えてきました。