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鶏とは大昔から友だちだった  

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日本鶏

写真1
最長12mまで伸びる尾羽を持つ尾長鶏
写真2
報晨(ほうしん)、闘鶏用に用いられた小国
写真3
東天紅

日本鶏

 鶏が東南アジアで家畜化されたのは古墳時代の少し前と考えられていますが、その後、明治維新までの千数百年の間に、西欧からの外来種の交配を受けずに成立したのが日本鶏で、次の17種が天然記念物に指定されています。

地鶏

地鶏は日本鶏の中でも最も古くから日本各地で飼われていた鶏で、高知県の小池鶏、三重県の猩々(しょうじょう)地鶏、岐阜(ぎふ)県の岐阜地鶏、山口県の徳地地鶏などが有名です。羽色は赤笹(あかざさ)、とさかは単冠でセキショクヤケイによく似ています。

長鳴鶏

鳴き声を楽しむ鶏として、3種の長鳴鶏があります。声の高いテノールの東天紅(高知県)、バリトンの唐丸(新潟県)、バスの声良(秋田県)です。出し、付け、張り、落し、引きから構成される謡いは20秒続きます。

尾長鶏

世界的に一番有名なのが高知県原産の尾長鶏で、「止め箱」と呼ばれる特別な箱で飼われた雄鶏の尾羽は、換羽(かんう)をせずに最高12mまで伸びます。起源は、平安時代以前に中国から渡来して報晨(ほうしん)、闘鶏に用いられた小国の説が有力でしたが、最近の研究では東天紅に近縁だとされています。

その他

蓑(みの)羽が地を曳(ひ)くほど長くなる蓑曳(みのひき)、闘鶏に使われる軍鶏、河内奴(やっこ)、薩摩(さつま)鶏、真っ黒な羽色の黒粕(かす)、脚が短い地頭鶏、肉味の優れた比内鶏、絹のような羽毛の烏骨鶏(うこっけい)、小型の愛玩鶏(あいがんけい)チャボ(※)、蓑曳チャボ、鶉(うずら)チャボなどがあります。
(※)愛玩鶏チャボ:ペットとして飼われた小型のチャボ。碁石(碁盤の上の碁石のような模様をしている)、達磨(尾がチョキンと切られたようになっている)、桂(かつら)、逆毛など、羽根の模様や形の異なるさまざまな種類がつくられた。

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