養鶏場へ行こう【養鶏家のお仕事】
経営形態とその特徴
中すう、あるいは大すう導入
育すうは育成業者にまかせて、給温期間を終了した40-50日齢の中すうを導入する、あるいは産卵開始直前の120日齢頃(ころ)の大すうを導入する方式がよくみられます。
中すう導入は、性成熟期(初産日齢)の調節、体重調整(ヒナの体重のバラツキをなくし、平均体重を目標値にあわせる)、ワクチン接種法(種類や接種時期)などの育成技術を駆使し、自分の経営にあった鶏に仕上げることができるのが利点です。
大すう導入は、育成と成鶏管理を分業して行います。育成農場から育成された大すうを購入して、自分の農場で採卵養鶏にするための成鶏管理を行います。
育すう・成鶏一貫経営
育すう・成鶏一貫経営は、餌付け(えづけ)から成鶏管理までをすべて自分の農場で行う方式です。そのため、すべてに自分の納得がいく管理ができますが、それに見合ったさまざまな施設、設備と高い技術力が必要です。
自然派養鶏
平飼い養鶏は、床の上で平面飼育する飼い方です。ケージ飼育でなく、平飼いによる有精卵生産、卵拾い農場などの「自然派養鶏」は、消費者の心をとらえた養鶏経営といえるでしょう。