養鶏場へ行こう【養鶏家のお仕事】

さまざまな装置

  • 写真1
    給水器でいつでも水が飲めるようにする
  • 写真2
    傘型育すう器

自動ケージシステム

 針金で囲った鶏の居住空間であるケージの周辺には、さまざまな飼育装置が設置されています。
 給水器や、自動給餌機(じどうきゅうじき)、集卵機や除ふん機がセットになったシステムを「自動ケージシステム」といいます。システム全体の整合性が考慮されるため、信頼性が高く、最近のウインドウレス鶏舎の多くに設置されています。装置はそれぞれ必要に応じて単独で使用することも可能です。


ヒナの給温装置

 立体育すうバタリーは、給温室と運動場とが連結したものを多段に積み重ねた、初生ビナの給温期間に用いる飼育装置です。給温室は運動場に開口した箱で、豆電球、電熱ヒーターなどが設置されています。
 給温設備には、ケージ下に温水管を設置したり、平飼いの床面給温、傘型育すう器などがあります。育成は、平飼い方式もありますが、廃温後は間口60-90cmの箱形の群飼ケージを用いるのが一般的です。