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生産卵の管理

バーコンベアーで集卵室に集められる |

昔ながらの手でおこなう集卵 |
集卵
最も自動化管理の進んだ鶏舎システムでの集卵は、多段ケージの場合では、ケージから集卵ベルトにのって運ばれた生産卵が、エレベーター式の運搬装置を経由し、横引きのパーコンベアに移され、集卵室に集められます。ここで卵は、鈍端を上にして垂直に立てられ、プラスチック製のエッグトレーにおさめられます。手作業で集卵する場合にも、通常はエッグトレーを使いますが、カゴを使うこともあります。卵の一時保管、輸送用にはエッグトレーを積み重ねて、プラスチック製の卵用コンテナに収納します。
選別、洗卵
鶏はいろいろな卵を産むため、選別を行います。そして、正常な卵だけがパックに詰められて販売されます。
産卵を開始したばかりのメスは、まだ産卵のリズムが整わないので、黄身が2つある二黄卵(正常な卵とは別にして販売する)や、殻が十分にできていない軟卵などを産むことがあります。採卵期間の後半になると、殻の表面がざらざらしたり、ひび割れや大きな傷のある卵が増えて、時には奇形卵もでます。これらの不良卵や、鶏のふんや血液で汚れた卵などは、出荷前に選別して抜きとらなければなりません。
選別を終えた卵は、1時間に3000-3万個の処理能力をもつ「洗卵選別機」に通して、給卵→洗浄・乾燥→透光検卵・不良卵抜き取り→重量選別(規格卵重区分)・包装といった工程をたどって出荷されます。
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