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ウンチの処理方法
乾燥処理
鶏ふんの一般的処理法は乾燥処理です。一般に固形状の鶏ふんは、そのまま運び出せて、スノコ状のたなに広げておくと乾くので、取り扱いは簡単です。窒素、リンが多く含まれている鶏ふんの肥料的価値は高く、昔から乾燥鶏ふんが速効性の肥料として使われてきました。
多羽数飼育の大型鶏舎からは一度に大量のふんがでるため、ビニールハウス内でコンクリート床に鶏ふんを広げて乾燥させています。また装置を利用した乾燥処理も行っています。
発酵(はっこう)処理
ふんを山積みにして、水分が60%台になるよう調整しながら、時々切り返しを行って新鮮な空気を供給すると、好気性の高温菌が活発になって発酵がすすみ、有機物が分解して堆肥(たいひ)となります。
この堆肥化装置には、深さ2mの発酵漕(はっこうそう)で、投入ふんを機械的に切り返しながら移動させる装置や、閉鎖型の筒状容器の中で発酵処理をし、仕上がった製品を自動搬出する装置があります。また、機種によっては、発酵を促進するための加温装置が組み込まれています。閉鎖型の堆肥化装置はコンパクトで効率もいいのですが、発酵時に悪臭が発生しやすいため、湿ったオガクズや土壌(どじょう)にその臭気物質を吸着、分解させる装置を取り付けます。
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