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飼育目的と利用目的
飼育目的
日本では、めん羊飼育を専業とすることは収益性の面で非常に難しく、畑作や稲作などの基幹作目との複合経営が一般的です。
めん羊の飼育目的には、主な生産物である羊肉、羊毛の生産の他、種畜販売、血液採取、堆肥(たいひ)生産などがあります。これらを組み合わせた経営形態が考えられますが、いずれの場合にも、繁殖に使わない子羊は肉として利用することになります。
特性を活かした利用
めん羊は生産物を得る他にも多くの利用目的のある家畜であり、めん羊の特性を活かした飼育方式も実践されています。
例えば、果樹園や造林地にめん羊を放して下草を食べさせる、いわば草刈機としての利用です。これまで、人の手で行っていた下草刈りを、めん羊に行わせることによって労力と経費の節減となり、さらに羊肉生産による収入も期待できます。このように身近にある飼料資源を有効に利用し、めん羊の持つ特性を十分に活かしてこそ、めん羊の価値がさらに生まれてくるのです。
また、めん羊はおとなしく親しみやすい家畜であることから、ふれあい牧場や観光施設、農家民宿などで人気が高く、都会の人たちへの動物とのふれあいや安らぎの場を提供し、都市と農村を結ぶ架け橋のような役割も果たしています。
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