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肥育(ひいく)
ラムの生産方式:スプリングラム、放牧仕上げラム
生後1年未満の子羊肉をラムといいますが、ラムの生産方式にはスプリング(ミルク)ラム、放牧仕上げラム、舎飼仕上げラムなどがあり、それぞれの方式によって出荷時期や肉の状態に違いがあります。
スプリングラムは、生後4カ月齢まで肥育を行ったものです。クリープフィーディングにより、母乳と濃厚飼料の併用で仕上げを行った離乳直後のラムをミルクラムと呼び、肉質は柔らかく、欧米諸国では最も美味な肉として珍重されています。
放牧仕上げラムは、離乳後の子羊を放牧によって体重を45-55kgに仕上げたもので、出荷月齢は7-8カ月となります。枝肉歩留はやや低めですが、脂肪が少なく、赤肉主体の枝肉が生産できることが特徴です。
ラムの生産方式:舎飼仕上げラム
舎飼仕上げラムには、離乳直後から舎内で濃厚飼料を主体に肥育を行う方法と、秋までの放牧によって出荷できなかったものについて、舎内で濃厚飼料を給与して仕上げを行う方法があります。前者の出荷月齢は放牧仕上げよりも早い6-7カ月齢での出荷が中心となり、後者の場合には10カ月齢程度となります。舎飼仕上げでは、栄養価の高い濃厚飼料で比較的短期間で仕上げを行うため、放牧仕上げに比べて脂肪がつきやすい傾向にあります。
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