畜産ZOO鑑
トップページへ

WWW 検索 zookan.lin.gr.jp 検索
乳用牛 肉用牛 豚 鶏 馬 めん羊 山羊 特用家畜
めん羊のからだのひみつ ぼくにもめん羊、飼えるかな? めん羊牧場へ行こう めん羊とは大昔から友だちだった 栄養たっぷり、おいしいね

めん羊トップ >> ぼくにもめん羊、飼えるかな? >> エサの種類

ぼくにもめん羊、飼えるかな?  

エサの種類

写真1

栄養価で分類する

 エサにはいくつかの分類方法がありますが、栄養価によって分類すると、粗飼料、濃厚飼料、特殊飼料の3種類に大別できます。

1.粗飼料:

容積が大きく、粗繊維含量が多く、可消化養分の少ないもの。さらに水分含量の少ない乾草類やワラ類、豆さやなどの殻実類からなる乾燥粗飼料と、生草類や青刈作物、サイレージ 、根菜類、葉菜類などの水分含量の多い多汁質飼料に分けられる

2.濃厚飼料:

容積が小さく、粗繊維含量が少なく、可消化養分の多いもの。代表的なものは配合飼料で、穀実類、ヌカ類、油粕(かす)類、ビール粕や豆腐粕などの製造粕類や魚粉などの動物質飼料がこれに当たる

3.特殊飼料:

粗飼料にも濃厚飼料にも属さないもの。塩やカルシウムなどのミネラルやビタミン、その他の飼料添加剤のこと

濃厚飼料は栄養分の補足

 反すう動物であるめん羊は草が主食なので、濃厚飼料を与えすぎると消化機能が低下し、健康を害することになります。したがって、めん羊を飼育する場合はあくまでも粗飼料を主体とした飼料を与え、濃厚飼料については、栄養分の不足を補うものとして考えるべきです。
  めん羊は、粗飼料の利用範囲の広い家畜なので、山野草やそれぞれの地域で入手できる農産副産物なども飼料として利用するとよいでしょう。

©2005 Japan Livestock Industry Association All Rights Reserved.