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肉豚の飼育形態と豚舎

デンマーク式豚舎 |

床にオガクズを敷いたオガクズ豚舎 |
デンマーク式とアメリカ式
通常、豚は寝る所と排ふんする所を分けて生活します。ほとんどの場合、エサ箱と対角線の方向にふんをするので、この習性を利用したのがデンマーク式豚舎です。排ふん場所が清掃時や豚の移動時の通路を兼ねているのが特徴で、ほとんどが1豚房あたり8-12頭程度の密度で飼育されています。これとは別に、エサ箱と離れた所を排ふん場所にして、スノコ状にした床を通してふんを下に落とす方式をスノコ床豚舎あるいはアメリカ式豚舎と呼び、1豚房あたり20頭程度の密度で飼育されています。
オガクズ豚舎
デンマーク式やアメリカ式の床面がコンクリートなのに対して、床面をオガクズにした豚舎をオガクズ豚舎と呼びます。オガクズを床から50cm-1m程度敷きつめ、排泄(はいせつ)されたふんや尿をオガクズに浸透、吸着させて、ふん尿処理を省力化させる工夫をした豚舎です。オガクズは臭気を吸着する効果もあり、環境問題を考えると画期的な方法といえます。
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