ぼくにも豚、飼えるかな?
健康な豚はどんな状態かな
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健康な豚 -
健康な豚の肉でないとおいしくならない
豚が病気だとヒトも困る
豚が病気になると豚自身も困りますが、豚を飼育する人や豚肉を食べる消費者も困ることになってしまいます。豚は病気になると、食欲が低下し、エサや水が十分に利用できなくなり、ウンチが軟らかく(下痢に)なったり、硬く(便秘に)なったり、なかなか太らないなどの症状を現します。また肉にする場合の検査(と畜検査)に合格しなかったり、たとえ豚肉になってもおいしくなかったりします。
よい健康状態とは?
豚の健康な状態は、
体表の様子:
鼻は適度に湿り、眼は生き生きと輝き、分泌物がなく、尾は巻き、毛づやがよい
食欲と排泄(はいせつ):
食欲は旺(おう)盛で、哺(ほ)乳中のウンチは黄白色でうさぎのふんに似ているが、成長につれて黒褐色になる
挙動:
よく動き回り、乳を飲んだり、エサを食べたり、仲間と同じパターンの行動をとる
体温など:
子豚で38-39度、成豚で38度程度。脈拍は60-80回/分、呼吸は10-15回/分
以上のような状態を示していない場合は、病気にかかっているか、その前ぶれといえます。