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豚のからだのひみつ  

豚の鼻は人間の手のように器用【豚のからだ】

1年に20頭以上の赤ちゃんを産む

さまざまな要因が肉の質に影響(えいきょう)をあたえる

分娩


生まれたばかりの子豚は布などで鼻と口をふいてあげる

分娩の経過

 分娩とは妊娠(にんしん)の終了にともない、胎児が母体外に付属物とともに娩出されることをいいます。妊娠末期になると、腹部がたれ下がり、尾の付け根の両側が落込み、乳房が張り、少量の乳汁が出ることがあります。分娩2-3日前になると、母豚は落着きがなくなり、敷ワラをくわえたり、身体を柵(さく)にぶつけたりします。
 分娩は次の3期に区分されます。

1.準備期(開口期):

陣痛が始まり、その間隔が次第に短くなってきます。子宮の筋肉がリズミカルに収縮を起こし、子宮口が開き始め、破水が始まります。

2.娩出期(産出期):

子宮口が全開し、陣痛といきみによって胎児が娩出される時期で、破水開始後2時間程度で始まります。胎児は10-20分の間隔で娩出され、産子(さんし)数、産歴などによって異なりますが、普通は3時間以内で産み終えます。

3.後産期:

最後の胎児が娩出されてから胎盤排出までの間を後産期といいます。通常3時間で胎盤が娩出されますが、その後、子宮は整復し妊娠していない時の大きさにもどります。

分娩の準備と介助

 遅くとも分娩予定日の1週間前には、清掃や消毒をし、細かく切って乾燥させたワラやオガクズを敷いた分娩房に移動させます。また、子豚用の保温設備も用意しておきます。
 生まれた子豚は乾いた布などで鼻と口をふいてあげ、次に全身のネバネバ(粘液と羊膜)をふきとります。臍帯(さいたい:へそのお)は付け根から4cm位のところを木綿糸などでしばり、その下部を切断して消毒します。

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