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豚のからだのひみつ  

豚の鼻は人間の手のように器用【豚のからだ】

1年に20頭以上の赤ちゃんを産む

さまざまな要因が肉の質に影響(えいきょう)をあたえる

交配

写真1
自然交配

交配の適期

 通常、雌豚は発情開始後(許容開始)26-37時間に排卵しますが、卵子の受精能力は20時間以内とされています。これに対して、雌豚の生殖器内での精子の生存時間は40時間以上、受精能力も25-30時間持続します。交配により子宮頸(けい)管内に注入された精子は速いもので15-30分、そして10時間あればほとんどの精子が卵管上部に到達するので、交配適期は発情開始から10-25時間とされています。

交配の方法

 交配の方法には自然交配と人工授精とがあります。自然交配は広く行われている方法で、交配の適期を豚同士が判断するため、交配が成立する確率は高いのですが、生殖器を介しての伝染病などが蔓延(まんえん)する可能性もあります。通常、農場では雌豚10頭に対し雄豚(種雄豚)1頭の割合で飼養しています。
 人工授精は1回の採取精液で数頭の豚に種付けが可能で、種雄豚の精液採取の回数も減るので、雄豚の負担が少なくなり、優秀な雄豚を広範囲に使用できます。また、豚同士が接触しないので体格の異なる豚同士の交配を可能にし、伝染病に感染する可能性は減少します。さらに、精液は事前に検査をして活力があるものを使用するため、受胎率も向上します。しかし、豚の精液の保存性が低いために、保存性が高い牛に比べて人工授精の普及率が低いのが現状なので、これらに対処するための研究や改良がさかんに行われています。


 胎児の発育のようすの写真(不快感を与えるおそれがあるため、ポップアップすると表示します)

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