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豚の骨格

1.頭蓋(ずがい) 2.環椎(つい) 3.第七頸椎(けいつい) 4.第一胸椎 5.最後位胸椎 6.腰椎 7.仙骨 8.尾椎 9.助(ろっ)骨10.助軟骨 11.胸骨、剣状突起 12.肩甲骨 13.肩甲軟骨 14.上腕骨 15.橈(とう)骨 16.尺骨 17.手根骨 18.中手骨 19.20.21.指の基節、中節、末節骨 22.寛骨 23.大腿(だいたい)骨 24.脛(けい)骨 25.腓(ひ)骨 26.
膝蓋(しつがい)骨 27.足根骨 28.中足骨 29.趾(し)骨 |
骨格の区分
骨格は胴骨、頭骨および肢骨に大別され、さらに次のように区分されます。
胴骨:
脊柱(せきちゅう)、肋骨(ろっこつ)、胸骨
脊柱は53-57個の椎(つい)骨によって構成され、脊椎(せきつい)とも呼びます。その中の胸椎は肋骨および胸骨とともに結合して胸廓(きょうかく)を形成し、心臓や肺を保護します。豚の脊柱は頸(けい)椎(7個)、胸椎(15-16個)、腰椎(6個)、仙椎(5個、骨化して1個)および尾椎(20-23個)からなり、体を縦に走って、体を支えます。
肋骨の数は15-16個で、胸椎の数と一致しています。胸椎と肋骨が関節結合し、さらに胸骨とも関節結合している肋骨を真肋骨(7個)といい、肋骨端が軟骨を介して胸骨と軟骨結合している肋骨を仮性肋骨(8-9個)といいます。
また胸骨の数は6個で、互(たが)いに融合しています。
頭骨:
頭蓋骨(ずがいこつ)、顔面骨
18種、48個の骨からなります。
頭蓋骨は脳、視覚器を収容し、顔面骨は鼻腔(くう)や口腔を形成します。頭蓋骨は後頭骨、頭頂骨、頭頂間骨、側頭骨、前頭骨、蝶形(ちょうけい)骨、篩(し)骨、翼状骨、鋤(すき)骨によって構成され、顔面骨は鼻骨、涙骨、上顎(じょうがく)骨、副鼻甲介、切歯骨、吻鼻(ふんび)骨、口蓋骨、頬(ほお)骨、下顎骨、舌骨から作られています。
肢骨:
前肢骨、後肢骨
前肢骨は肩甲骨、上腕骨、前腕骨(ぜんわんこつ、橈(とう)骨と尺骨)、手根骨、中手骨および指骨から構成されますが、牛や馬と同様に鎖骨が消失していますので、肩甲骨は胴骨と連絡を失って筋肉のみによって胴体と連絡しています。前肢は後肢とともに体重を支え、またその負荷を緩衝する役割をもっています。
後肢骨は寛骨(かんこつ、腸骨、坐(ざ)骨、恥骨)、大腿(たい)骨、下腿骨(かたいこつ、脛(けい)骨と腓(ひ)骨)、足根骨、中足骨、趾(し)骨から構成されています。後肢骨は前肢骨とは異なり、寛骨が仙椎と結合して胴体と連絡しています。
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