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豚の特徴![]() 食欲旺盛で子だくさんなランドレース種 子だくさんで発育も早い豚はたくさんの子供を生み、発育が早く、飼料効率(食べた飼料当たりの体重の増加量)がすぐれています。たとえば、日本で多く飼育されているランドレース種は、食欲旺盛(おうせい)で、生後約6カ月で体重が約110kgにもなり、1回に10-12頭のこどもを生みます。このような特徴はイノシシがもっていた能力を長い時間かけて改良してきた豚の最大の長所です。 豚の体の特徴牛や馬と比較して豚だけにみられる身体上の特徴は、以下の部分にみられます。 鼻: 長く伸びて、細く突き出しています。鼻の先端は切り落とされたような形で、その表面は鼻鏡(びきょう)となり、いつも湿っています。鼻鏡には2つの鼻孔があり、鋭い嗅覚(きゅうかく)をもっています。この鼻で地面を掘り起こし、エサを探すこともあります。 皮膚・被毛: 皮膚は一般に厚くなっています。特に肩から背中にかけて厚く、昔は竹刀(しない)の鍔(つば)に使われたほどです。被毛はごつごつした剛毛で、特に背中はたてがみ状の長い毛が生え、ブラシの原料に使用されることもあります。 歯: 左右あわせて44本です。切歯6本、犬歯2本、前臼歯(ぜんきゅうし)8本、後臼歯6本からなります。豚の犬歯は一生伸びつづけますので、ケガをしないよう生後まもなく切除します。 肢蹄(してい): 四肢(前足と後足)は豚の体格に比べると短小です。人の手は第1-5指からなりますが、豚は第4指まであります。豚では体の重心が第3指と第4指にかかるため第3指と第4指が強大です。第1指は退化し、第2指と第3指は地面より高い位置にあって副蹄(ふくてい)と呼ばれています。 乳房・乳頭: 豚は多産のため乳房がたくさんあり、左右6対、合わせて12個あります。乳頭も乳房の数と同じだけあります。 消化器: 豚は人と同じく胃が1つ(単胃)です。また、豚の大腸は他の動物と異なって盲腸(もうちょう)がとても大きく、それに結腸はしだいに細くなって円錐(えんすい)状に回転しています。 |