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ぼくにも鶏、飼えるかな?  

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育すうの注意点と期間

写真1
バタリー育すう器
写真2
バタリー育すう器 左:給温部、右:運動場

育すうの注意点

 餌付け(えづけ)したヒナを産卵開始まで育てることが「育すう」です。この注意点は、
1.病気や事故がなく健康に育てる
2.群でみたとき個々の鶏の体重を正常範囲内にそろえる
3.淘汰(とうた)されるヒナやへい死を少なくする
 などで、成鶏になってからの産卵能力を十分に引き出す準備を整えることにつながります。さらに積極的な育成技術として、いつ頃(ごろ)どのような体重で産卵を開始させるかをねらいに、光線管理、制限給飼、育成鶏の体重調整(体重別飼料給与)など種々の飼育管理法を実行します。

育すうの期間

 通常、ヒナの成長段階を幼すう期、中すう期、大すう期の3つに区分します。これらはエサの給与区分にもなっています。
 餌付けから3-4週間は保温のために、バタリー育すう器(電熱、温水循環の給温室とケージの運動場が連結し、多段となって一体化した飼育箱)、鶏舎内にボイラーを設置してケージ下に温液パイプを付設したもの、平飼いならば傘型育すう器、床暖房などを用います。中・大すうは群飼ケージにより飼育するか、あるいはコンクリート床に敷料として、かんなクズ、ワラ、オガクズ、砂などを敷いて平面飼育します。だいたい120日齢前後に成鶏舎に移動するのが標準的方法です。

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