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人工ふ化・ふ卵器

写真1
大型の人工ふ化器

母鶏ふ化

 昔からの鶏で生産性の改良があまり進んでいない品種は、雌雄を混合飼育し巣箱をきちんと用意してあげると、その中に種卵を産み、雌鶏が抱卵してヒナをかえします。このような母鶏ふ化に適する鶏としては、チャボ、烏骨鶏(うこっけい)などがあげられます。また、これらの鶏は、親鶏がヒナの初期保温やエサの面倒をみます。

人工ふ化

 鶏の改良がすすんで、母鶏に卵をあたためる習性がなくなったこと、産業として一度に大量ふ化させる必要があることから、卵は人工的にふ化させるのが一般的です。
 人工ふ化とは、一定量貯めた種卵を、ふ卵器を用いてふ化させることです。表面の汚れを取り消毒した種卵を、室温10-16度、相対湿度75%前後の貯卵室で1-2週間ほど保存します。しかし保存が長期にわたるとふ化率が低下します。
 またふ卵期間は21日間で、一般的には立体ふ卵器が用いられます。これは種卵を18日間おく卵座と、その後ヒナを発生させる発生座からなり、これらがふ卵器の中で上下に設置されたものと、別々の専用器にしたものとがあります。
 胚(はい)を正常に発育させるため、18日まで1日に数回-10回転卵させます。ふ卵器内部の温度は37.5度、湿度は60%とし、ヒナ発生のときには湿度を70%くらいにします。ふ卵の途中で無精卵や発育中止卵の検卵・除去を行います。

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