ぼくにも鶏、飼えるかな?【鶏の育て方】

無機質・ビタミンなどを供給するエサ

無機質の供給源

 必要な無機質を補給するエサとしては、

カルシウム:
 飼料用炭酸カルシウム、石灰石、貝殻

リン:
 骨粉、肉骨粉、リン酸カルシウム (肉骨粉はリンのほかカルシウム、タンパク質、ビタミンB群などの補給にもなる)

ナトリウム、塩素:
 食塩

があげられます。

 マンガン、亜鉛、鉄、銅、ヨウ素、マグネシウム、コバルトなどについては、それぞれの要求量に応じて適量を配合した微量無機質添加剤が市販され、利用されています。


ビタミンの供給源

 各種のビタミンは天然飼料にも含まれますが、これだけでは補いきれない分や不足しやすいものなどは、ビタミン飼料添加物によって補給します。一般にビタミンA、D、B2(リボフラビン)、ニコチン酸、パントテン酸、コリンなどは、ビタミン添加物で補給します。
 天然飼料の中では、魚粉、肉粉、肉骨粉などの動物質飼料にはビタミンA、D、コリンが、また米ヌカ、脱脂米ヌカ、フスマなどのヌカ類にはビタミンB1(チアミン)が多く含まれています。
 なおビタミンC(アスコルビン酸)については、鶏の体内で合成されるので、一般的に給与の必要はありません。